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会社の主治医のような存在

Last Updated on 2024年11月5日 by mhci

顧問弁護士とは具体的にどのようなことをする職業なのか、あまりよく知らない人が多いのではないでしょうか。

ここでは、顧問弁護士という職業と会社にもたらすメリットについて詳しく見ていきます。

参考:転ばぬ先の杖として「顧問弁護士」について考えたい。 – NAVER まとめ

まずは基本的なことからです。

顧問弁護士とは?

そもそも顧問弁護士というのは、会社に起こる様々な法律問題について、継続的に相談を受け、それらを解決するためのアドバイスをする弁護士のことをいいます。

医者で例えるならば、会社の主治医のような存在といえるでしょう。

その会社の内部事情をよく理解した上で、法律問題に対応してくれます。

続いて、主な仕事内容です。

法律相談を受けたり、契約書をチェックしたり、内容証明郵便等の書類を作成したりしています。

その他には、訴訟の対応をしたり、社内の体制を構築したりもします。

その会社の法律問題に関係する業務を、大変幅広く行ってくれるのです。

会社における顧問弁護士のメリット

次は、顧問弁護士がいることで会社にもたらされるメリットについてです。

何かトラブルなどが起きてしまったときに、その度に新しく弁護士に依頼するよりも、顧問契約を結んでいる顧問弁護士に相談する方が多くのメリットがあるといえるのです。

1つ目のメリットとして挙げられるのは、やはりすぐに相談ができるということです。

初めての弁護士に相談をしようとする場合、最初に弁護士を探すというところから始めなければなりません。

それから法律事務所への連絡をして、相談を受けてもらえるかもらえないか、及び相談にかかる費用などの確認をし、日程の調整を経て、やっと相談できるという流れになります。

もしも顧問弁護士がいたならば、上記の流れを省略して、すぐに相談することが可能なわけです。

メールや電話を用いて直接に担当の弁護士への相談ができるというのは、手間が省けて良いことであるといえるでしょう。

2つ目のメリットとして挙げられるのは、気軽に相談ができるということです。

会社が抱える問題の中には、弁護士にわざわざ相談するべきことなのかどうか、判断に迷うものがあることがあります。

しかし、顧問契約を結んでいる弁護士がいれば、そのような判断の難しい問題であっても、気軽に相談することができますので、不安が解消され、安心を得ることができるのです。

3つ目のメリットとして挙げられるのは、その会社における業務の内容を十分よく理解している弁護士に相談できるということです。

初めての弁護士に相談しようとする場合では、まず初めに会社の概要を相手に説明しなければならないので、そのような説明に相談の時間を取られてしまうのです。

しかも、それほど長くないであろう相談時間の中で、弁護士がしっかり会社の状況を把握できるとは必ずしもいえません。

顧問契約を交わした弁護士がいたなら、継続的に定期的な相談をしていく内に、会社の状況などについての情報を十分に共有しておくことができます。

会社の内部の事情などをよく理解した弁護士が問題の解決を図ることで、その会社の実態に即した解決が期待できるでしょう。

4つ目のメリットとして挙げられるのは、迅速な対応が可能であるということです。

顧問契約を結んでいる弁護士は、メールや電話で相談を受けてから直ちに動き出すことが可能です。

また、日頃の相談により、その会社の事情も十分によく把握できているので、普通の弁護士よりも迅速な対応をすることができます。

5つ目のメリットとして挙げられるのは、経営に専念できるということです。

法律に関する問題が起きてしまった場合には、経営者や役員の人々が、その問題の対応をするために大変大きな労力と貴重な時間を割かれてしまいます。

顧問契約を結んでいる弁護士に法律問題の対応を任せれば、経営者や役員の方々はその問題の対応をしなくて済む分、会社の事業に専念することができます。

 

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