Last Updated on 2024年11月5日 by mhci
インターネットの勃興から発展に至るこの20年のPCネットワーク進歩のスピードは凄まじく、これからもどこまで進化していくのか見当もつかないほどであります。
今や家庭でもギガバイト通信が可能となっており、2時間の映画でも高品質のままに見ることができたりするのですが、かつては1枚のJPEG画像をメール送信するのに1時間もかかったなど信じられないのではないでしょうか?
この頃には企業内におけるネットワークなども非常に牧歌的なスピードで進んでおり、某大手スーパーのレジシステムの集計作業などは閉店時間から売上データを送信して、翌日までかかるのが当たり前という時代でした。
また別のコンビニチェーン店もPOSデータ集計をネットワークにて集計しようとしましたが、通信作業中にPOSの操作が制限されることから、ISDN登場の頃までフロッピーや光ディスクを使い集配車両で回収するといった手作業で行われる程度の信用度でもありました。
我々はこうしたインターネットの発展を末端のパソコンやOS、実際に操作するアプリケーションのほか、通信回線の測度などで実感し、その発展に驚いてきましたが、単なる高速インターネット通信のサービス提供がされてきたことが要因に思いがちです。
光ファイバー通信もデジタル信号通信も家庭普及したのはここ10年の話ですが、開発自体は実は30年以上前から理論も技術も確立していました。
しかし単に線を配線しても日本全国から送られてくる通信データを捌くだけのインフラやサーバーの構築が当時は不可能なため、理論上のみのものにとどまっておりました。
高速プロセッサーの発展と増産、サーバーのダウンサイジング化と並行稼働技術の向上、ストレージの大容量化と低価格化というこれらITインフラ技術の向上があってこそ可能になった技術でもあります。
通信回線やパソコン・スマートフォンなどの端末機器の変化ばかりに目がついいってしまいますが、見えない所でITを支えてきたITインフラは素晴らしいのです。
ウェアラブル端末など新ジャンルのIT機器カテゴリーの増加により、これからも情報のトラフィック量は増えていくはずです。